ファクタリングによる資金調達をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?今回はファクタリングによる資金調達のメリットについて解説します。
1.銀行融資やビジネスローンの審査とは審査基準が異なる!
銀行融資やビジネスローンの場合は「借りる会社がお金を返せるのか?」が審査上大きなポイントとなってきます。
- 安定した業績
- 事業歴が長いこと
- 返済事故や税金の未納がないこと
- 赤字決算でないこと
- 資産が十分にあること
- 債務超過になっていないこと
- 他社の借入額が売上に対して大きすぎないこと
- 連帯保証人になる経営者の収入・財産・借金の状況
などが審査の基準となってしまいます。
言い換えれば
- 起業間もない会社
- 赤字決算の会社
- 税金を滞納している会社
- 売上に対する借入額が過大な会社
- リスケジュール中の会社
- 経営者の債務額が大きい
・・・
という場合には、銀行融資やビジネスローンの審査は通らずにお金を借りられないことになってしまいます。
一方でファクタリングの場合は
ファクタリング会社が気にするのは「売掛先がきちんとお金を支払ってくれるのかどうか?」ですから
審査のポイントは
ファクタリングを利用する会社ではなく、売掛先の信用力になるのです。
極端な言い方をすれば
売掛先が大企業であれば、ファクタリングを利用する会社は起業直後の会社でも、赤字決算でも、税金未納でも、リスケ中でも、関係ないのです。
実際には、ファクタリングを利用する会社に対しても、審査はあるのですが銀行融資やビジネスローンの審査とは比べ物にならないぐらい甘い審査になっています。
つまり、
銀行融資やビジネスローンの審査に落ちた方でも売掛先の信用が十分であれば利用できる可能性が高い資金調達
というのがファクタリングの最大のメリットなのです。
2.最短即日の資金化が可能
銀行融資の場合は、早くても2週間~3週間融資まで時間がかかってしまいます。
ビジネスローンの場合は、最短即日対応のビジネスローンがあります。
ファクタリングの場合も、最短即日で利用できる資金調達方法となっています。ビジネスローンと同様にファクタリング業者によっては、1営業日~2営業日審査に時間がかかる場合もありますが、銀行融資よりは早く資金化が可能です。
3.借入でないため、信用に傷がつかない
仮に銀行融資やビジネスローンで追加の借入をした場合には
- 信用情報機関に借入の情報が掲載され、今後の融資やローン審査にマイナスの影響がある
- 賃借対照表上で負債が増えるため、自己資本比率が減り、今後の融資やローン審査にマイナスの影響がある
のです。
ファクタリングは、売掛債権を譲渡して買い取ってもらうサービスですので
- 信用情報機関に情報は掲載されない
- 賃借対照表上での負債には入らない
というメリットがあるのです。
決算書を汚す必要がなく、資金化ができるため、今後の融資やローン審査にマイナスの影響がないというメリットがあるのです。
まとめ
ファクタリングのメリットとは
- 銀行融資やビジネスローンとは審査基準が異なる(銀行融資やビジネスローンの審査落ちした方でも利用できる)
- 最短即日の資金化が可能
- 借入でないため、信用に傷がつかない
というものがあります。
一番大きいのは「銀行融資やビジネスローンの審査落ちした方でも利用できる」というメリットです。売掛債権を保有している企業の資金調達方法としては、重要な選択肢になりうるのです。