graphbar128_128ファクタリング審査ではどのくらいの割合で売掛債権の買取が成立するのでしょうか?今回は「ファクタリング審査の通過率と審査落ちのケース」について解説します。

ファクタリング審査の審査通過率

2社間ファクタリング 70%~80%
3社間ファクタリング 40%~50%

というのが相場です。

ビジネスローンの審査通過率は3割に満たない形ですので、ファクタリングは売掛債権という実質的な担保のような存在があるため、「美イネスローンと審査が通りやすい」というのは間違えないのです。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで審査通過率に差がある理由

3社間ファクタリングの審査が通らないのには大きく分けて2つの理由が考えられます。

1.売掛先の承認が得られない

3社間ファクタリングでは、売掛先に売掛債権譲渡の承認をもらって、振込先をファクタリング会社の口座にしてもらう必要があります。

売掛債権の譲渡はやましい行為でも何でもないのですが・・・

新規にファクタリング会社の取引口座の開設ができないという大手企業も少なくありません。担当者は承諾してくれても、会社のルールの中でファクタリング会社との取引ができないケースがあるのです。

売掛先の承認が得られなければ、3社間ファクタリングは成立しませんので、あきらめるか?2社間ファクタリングへ移行しなければなりません。

2.ファクタリング手数料が安いのでリスクに見合わない

3社間ファクタリングはファクタリング手数料が5%が相場です。

2社間ファクタリングのファクタリング手数料20%と比較するとファクタリング会社の実入りが少ないのです。

手数料収入が少ない = 許容できる信用力の範囲が小さくなる

のですから、審査は辛めになってしまうのが実情なのです。

2社間ファクタリングでも審査落ちするケースはある!

審査通過率が高い2社間ファクタリングでも、審査に通らないケースというのは当然あります。

ファクタリングで審査するのは、主に「売掛先の信用力」です。

  • 売掛先の経営状態が悪化している
  • 売掛先の資産が差押えされている
  • 売掛先が事業譲渡を検討している
  • 売掛先が破産、民事再生を検討している
    ・・・

という形で、売掛債権の回収が見込めないケースが2割ほどあるということになります。

また、ファクタリングを利用する会社の信用力がないという審査落ちの理由も考えられます。

  • 月商が買取額にたいして少なすぎる
  • 事業歴が会社設立して間もない
  • 書類がそろわない
  • 面談の結果、経営者の誠実さが欠けている

などです。

売掛債権自体がねつ造されたものだったり、取引先とグルになっている可能性があったり、売掛先から入金されたお金を他の返済などに使ってしまうなどのリスクが感じ取れたり、する場合には売掛先の信用力が十分であっても、ファクタリング審査に通らない可能性が出てくるのです。

まとめ

ファクタリングでは審査に落ちるケースも当然あるのですが、ビジネスローンや銀行融資と比較して、高い審査通過率と考えて良いでしょう。売掛債権があるからこそ、ファクタリング会社はリスクを最小限にして債権買取ができるからです。

3社間ファクタリングを検討している方も、3社間ファクタリングがダメな場合に2社間ファクタリングに移行するようなプランを考えておくと良いでしょう。売掛先の対応次第で3社間ファクタリングは利用できない可能性もあるからです。