ファクタリング審査「ファクタリング利用会社の経営者の誠実さ」とは？
2社間ファクタリングの場合は「ファクタリング利用会社の経営者の誠実さ」は非常に大きなウェイトを締めます。
なぜなら・・・
3社間ファクタリングの場合は
売掛先 → ファクタリング会社
に直接入金があるので、ファクタリング利用会社はお金の流れに入ってきません。
しかし、2社間ファクタリングの場合は
売掛先 → ファクタリング利用会社 → ファクタリング会社
という流れになります。売掛先に知られずに売掛債権の譲渡ができるのが「2社間ファクタリング」ですので、このようなお金の流れになるのです。
仮にファクタリング利用会社の社長が・・・
「すでに譲渡した売掛金が売掛先から入金があった。他の支払に使っちゃえ。」と考えたら、ファクタリング会社にはお金が入ってこないことになります。
契約があるので訴訟などを起こせば取り返せる可能性は高いのですが、その前に倒産してしまう可能性も大きく、ファクタリング会社にとっては貸し倒れするリスクがあるのです。
実際に2社間ファクタリングでは
譲渡した売掛金が入金された後に
- 別の支払につかってしまった
- 自動的に口座から別の支払いが引き落とされてしまった
- 従業員給料の支払いにつかってしまった
- 納税資金につかってしまった
- 他の借入の返済につかってしまった
・・・
と悪意がある場合も、ない場合も含めて、色々なトラブルが発生しているのも事実なのです。
ファクタリング会社はこのトラブルが起こるのを避けたいので「ファクタリング利用会社の経営者の誠実さ」を審査するのです。
「ファクタリング利用会社の経営者の誠実さ」ってどう審査するの？
実際に面談をする場合には
- 遅刻をしてこなかったか？
- 礼儀正しい対応をしてくれたか？
- 身だしなみはきちんとしていたか？
- 書類の不備はないか？
- 申込内容や書類と信用情報との差異はないか？
などをチェックするのです。
面談をしない形でのファクタリング利用でも
- 申し込みから必要書類提出までのスピード
- 誤字脱字の有無
- 書類の不備はないか？
- 申込内容や書類と信用情報との差異はないか？
をチェックするのです。
とくに申込んでから必要書類を提出するまでにタイムラグが大きい人などは信用度が低くなってしまいます。
申込んだらすぐに必要書類を提出できるように準備しておくことが大切なのです。
まとめ
意外と・・・「ファクタリング利用会社の経営者の誠実さ」はファクタリング審査では重要視されています。
- ウソをつかない人
- 約束を守る人
- 期日を守る人
人として当たり前のことなのですが、2社間ファクタリングはとくに信頼で成り立っている面もあるため、この部分の審査に力を入れるのです。
ファクタリングを利用する会社の社長は申込んだ後の対応に気をつける必要があるのです。