ファクタリング売掛債権資金調達ガイド

ファクタリング手数料の計算の仕方と計算例

ファクタリング手数料は、慣れた方でないとなかなか理解するのが難しいものです。今回はファクタリング手数料を実際に計算した事例を元に解説していきます。

ケース1

1.売掛債権の買取時に支払われる金額

1000万円 × 80% = 800万円

※20%は留保金

2.売掛先からの入金

1000万円

※2社間ファクタリングの場合は売掛からの入金をそのままファクタリング会社へ
※3社間ファクタリングの場合は売掛先から直接ファクタリング会社へ入金される

3.手数料・実費を除いた留保金が返還される

留保金:200万円 - (手数料:100万円 + 審査料:5千円 + 実費 5万円) = 945,000円

結果

売掛債権:1000万円 → 894万5千円

で早期の資金化ができたということになります。

ケース2

1.売掛債権の買取時に支払われる金額

600万円 × 90% = 540万円

※10%は留保金

2.売掛先からの入金

600万円

※2社間ファクタリングの場合は売掛からの入金をそのままファクタリング会社へ
※3社間ファクタリングの場合は売掛先から直接ファクタリング会社へ入金される

3.手数料・実費を除いた留保金が返還される

留保金:60万円 - (手数料:30万円 + 審査料:0円 + 実費 5万円) = 25万円

結果

売掛債権:600万円 → 565万円

で早期の資金化ができたということになります。

ケース3

1.売掛債権の買取時に支払われる金額

200万円 × 80% = 160万円

※20%は留保金

2.売掛先からの入金

200万円

※2社間ファクタリングの場合は売掛からの入金をそのままファクタリング会社へ
※3社間ファクタリングの場合は売掛先から直接ファクタリング会社へ入金される

3.手数料・実費を除いた留保金が返還される

留保金:40万円 - (手数料:40万円 + 審査料:0円 + 実費 5万円) = -5万円

結果

売掛債権:200万円 → 155万円

で早期の資金化ができたということになります。

まとめ

ファクタリング手数料の計算を見るときに重要なポイントは

「ファクタリング手数料が何%か?」

という部分です。

「掛目の留保金」は返還されるので、重要性が高いのは「掛目」ではなく、「ファクタリング手数料」なのです。

ファクタリング手数料は

などによって異なりますし、ファクタリング会社によってもかなり違いがでる部分です。

また、ファクタリング手数料を比較したくても、「1.0%~」となっていて見積もりをしてみないことには比較しにくいという実情もあります。

ファクタリングを利用する場合には、時間が限られている場合を除いて、複数のファクタリング会社に見積もりを取って、一番ファクタリング手数料が安いファクタリング会社を利用することをおすすめします。